サーバー構築を試してみた:ローカルサーバーの構築2
前回、古いWindowsマシンでフォルダ共有を試してみて、それだけでヒーヒー言ってた訳ですが、お次にまたドットインストールで「ローカル開発環境の構築 [Windows編](全14回)」をやってみました。
https://dotinstall.com/lessons/basic_localdev_win_v2
ローカルサーバーを構築する方法は色々あるそうですが、このレクチャーでは VirtualBox を使った仮想環境にLinuxのCentOSをインストールしてサーバー構築する方法を学べるということでした。
レクチャー動画に沿ってインストールしたもの
レクチャー動画のものからバージョンが色々上がっているので、メモしておきます。
・VirtualBox 6.0.6
・Vagrant 2.2.4
・CentOS 6.8?
・Putty 0.71 SSHを使ってサーバーにリモート接続するためのツール?
・git + アプリケーション設定用のスクリプトをgitからDL
実行すると勝手に色々インストールしてくれるようです
・Ruby 2.3.1?
・Python 3.5.2(libselinux-pyton)?
・Remi(Python REMoteインタフェースライブラリ)?
・Man?
・Apache?
・gd-last?
・PHP?
・MySQL?
・Node.js?
・Npm(Node Package Manager)?
・CyberDuck 6.9.4 ファイル転送ツール
Puttyは動画内のURL先と少し違いますがこちらからDLできます。
こちらのレクチャーの感想
まず、ローカルサーバー構築について図を使って分かりやすく解説されていて、それがとても良かったです。
ただしvagrantでの設定からは動画の通りにコマンドをコピペして実行していくだけなので、どのタイミングで何がインストールされているのか、どういった設定がされているのかなどの説明があまり無く、自分で調べないことには得られるものが少ないレクチャーになってる感じはしました。
例えば、どのタイミングでCentOSがインストールされたか分かりませんでした。
VagrantFileを生成する「vagrant init bento/centos-6.8」のタイミングなんでしょうね。
ググってみると「vagrant box add centos~~」でインストールするのが通例なようですが、VagrantFile生成と同時に行っているっぽい?このあたりはまた別途ちゃんと調べる必要がありそうです。
また、MyCentOSフォルダ内へ移動して環境構築していきますが、実際に仮想環境としてインストールされていっているファイルがどこに存在するのかなど何も説明されないので結構モヤモヤします。VMについてもう少し概要説明が欲しいと思いました。。
ググって調べれば良いだけの話かも知れませんが、とりあえず私の場合はどこに何のファイルが増えたのか気になったので「DiskInfo3」を使ってファイル容量の占有率が増えているフォルダをチェックしてみて、下記のあたりかなという感じでした。
下記の場所にCentOSのvmdkファイル 280MB が存在しました。
ググると「仮想マシンを構成するファイル」だそうです。
C:\Users\ユーザー名\.vagrant.d\boxes\bento-VAGRANTSLASH-centos-6.8
こちらにも同じくCentOSのvmdkファイル 3.28GB(!)が存在しました。
色々とインストールされたものはこちらに集約されている感じでしょうか。
全て1ファイルになるのですね。。
C:\Users\ユーザー名\VirtualBox VMs\MyCentOS_default_~~~~
それにしてもローカルサーバー環境構築するのも、仮想環境を起動したり終了したり色々とツールをまたいだりして煩雑だし大変ですね。AWS Cloud9 が楽というのがとてもよく分かりました。。
それから注意がひとつあり、ドットインストールでの手順ではWindows7環境で試したらうまくいかず、WIndows10環境で試したらすんなりといきました。
そのあたりもメモしておきたいと思います。
Windows7で試した際に起こったエラーについて
レッスンはwindows10環境で解説されていますが、実は最初にwindows7環境で試しました。
すると私の場合「#05 仮想マシンを立ち上げよう」で途中から進めなくなりました。
PowerShellのバージョンが2だけど最低3以上にしてくれとメッセージが出ていました。
しかしそのためにはまず.NETのバージョンを上げる必要があるようです。
① .NET Framework をv4.5以上にバージョンアップする
② Windows PowerShell をv3以上にバージョンアップする
こちらの記事を頼りにインストールしました。
Windows Management Framwork は 5.1 がリリースされているようで、先ほどの記事のリンク先からもう1つ飛ばないといけません。つまるところ、こちらからDLすることになるようです。
終了時にPCの再起動を求められるのでご注意。
しかしその後の「vagrant up」のコマンド実行中にタイムアウトしたと表示され失敗します。
ドットインストールの動画下部の補足情報を読むと「ご利用のパソコンにて仮想化支援機能が無効になっていることが原因の可能性があります」ということで、解決策について補足されています。
具体的にはBIOSの設定を変えたりする必要がある様子。
そこで一旦Windows7環境で構築するのをやめました。
「vagrant-vbguest」プラグインのインストールを取り消したい場合
レッスン#05で「vagrant-vbguest」プラグインのインストールが説明されつつもテロップで「こちらは行わないでください」と表示されますが、うっかりインストールしてしまいました。
肝心の何故インストールが不要なのかの説明が無いのでモヤっとしますが‥
その場合は‥
こちらのコマンドでアンインストールできるようです。
レッスン途中で中断して再開する場合
Windowsを再起動した場合は、Vagrantの起動からまた行います。
レッスン#05の下記のコマンドをPowerShellでもう一度なぞればOKだと思います。
cd MyVagrant
cd MyCentOS
vagrant up
単純にPowerShellを落としたもののまた再開したい場合などは、まだVagrantが起動中の可能性があるので、ステータスを確認します。
vagrant status
こちらで「The VM is running.~~~」と表示されれば起動しています。
VM は Virtual Machine(仮想マシン)の略のようですね。
ちなみにレクチャー#08の最後に「exec $SHELL -1」を実行すると、レクチャー動画とは違ってそのままPuTTYが終了してしまいました。一応そのまま最後までレクチャーを進めることはできました。。
レッスン#11で「php -S 192.168.33.10:8000」と入力して失敗する
こちらは「-S」が小文字が原因でした。。
色々なツール
◆Cyberduck
一昔前で言うところの「FFFTP」のようです。
サーバー上のファイルを編集しようとすると勝手にLocal\TempにDLして開き、保存すれば勝手にサーバー上のファイルを更新してくれているようです。
◆Atom
動画の途中からAtomを使った解説になるため、インストールしておくと良いかと思います。
以上です。