UE4でPost Process Materialを使ってフィルタ効果を適用する
UE4では色んなフィルタ効果を自作して画面に適用することができます。
例えば下図のようなシーンがあったとします。
シーンにモザイクフィルタを適用してみたものがこちらです。
面白いし、結構カンタンに作れてしまえます。
そんなフィルタ効果ですが、コミュニティの方々のブログ記事(大変ありがたいです‥!)を頼りにいくつか試してみたので、これから初めて触ってみるアーティスト向けに備忘録を兼ねてメモしておきたいと思います。
今回はフィルタの手順をさらっとだけ(UE4.19)。
* * * * *
まずマテリアルを新規作成して、詳細パネルの Material Domain を Post Process に設定します。
するとメインマテリアルノードではエミッシブカラーのみ有効になります。
試しに赤い色の情報を入力してみます。
次にレベルに PostProcessVolume アクターを配置して、詳細パネルの Post Process Materials の項目の「+」ボタンを押してエレメントを追加します。
プルダウンでアセットリファレンスを選択するとマテリアルを設定できる項目が表示されるので、先ほど用意したマテリアルをドラッグ&ドロップします。
するとシーンが真っ赤になりました。
フィルタ効果を与える手順としてはたったこれだけです。
あとは、マテリアルの中身次第なので、ネットの情報を頼りに試してみたり、こねくりまわしてみたりしていく感じでしょうか。
UE4で Post Process Material だとセルルック関係の情報が多いですが、その中でも輪郭検出を試してみたら案外シンプルで導入にも良いと思ったので、まずはそちらから試してみると良いかも知れません。
輪郭検出で参考にさせて頂いたのは、おかずさんのブログ記事です。
私はその後、ぼかしフィルタ>ガウスぼかしフィルタ>SNNフィルタ(絵画調になる)>モザイクフィルタ‥という感じで試してみました。
参考サイトをリンクしておきたいと思います。
◆おかずさん
UE4のポストプロセスマテリアルで色々してみた 応用編 - Unreal Engine 4 (UE4) Advent Calendar 2014 - ぼっちプログラマのメモ
UE4のポストプロセスマテリアルで色々してみた 番外編 - ぼっちプログラマのメモ
◆com04さん
ポストプロセス-マテリアル - UE4 Document@com04
UE4のセルシェード実装方法を纏めたい - Qiita
◆「emotion」
【UE4】ホストプロセスマテリアルSceneTexture:SceneColorでエラー | emotion
◆公式ドキュメント