ゲームエフェクトデザイナーのブログ | A Real-Time VFX Artist's Blog

About Making Materials on UE, Making Tools with C#, etc

Helix Core(Perforce)の .NET向けAPIの導入方法 ②

前回に引き続き「Helix Core(旧称 Perforce)」を使ったファイルのバージョン管理の操作を、.NET/C# で制作するWindows Forms Application上で行います。

今回は「P4サーバーへの接続」「ファイルのチェックアウト」「サブミット」です。

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下記2つの公式ページをそのまま参考にしました。

Creating pending changelists with P4API.NET 公式のP4API.NET導入記事
Introduction 公式のチュートリアル(最下部がチェックアウトとサブミット)

本記事で解説する内容はこちら。

  • GUIの作成
  • 変数の定義
  • ワークスペースに接続する関数の定義
  • ファイルをチェックアウトする関数の定義
  • ファイルをサブミットする関数を定義
  • ボタンクリックイベント
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Helix Core(Perforce)の .NET向けAPIの導入方法 ①

Helix Core(旧称 Perforce)」を使ったファイルのバージョン管理の操作を、.NET/C# で制作するWindows Forms Application上で行うための導入についてまとめます。

ツールはサーバー管理者向けのものではなく、クライアント向けを想定しています。

本記事で解説する内容はこちら。

  • .NET向けAPIの入手
  • 新規プロジェクトの作成
  • 2つのDLLの導入
  • デザイナーでボタンを配置
  • ソースコードを記述
  • 実行
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P4VとP4コマンドによるクライアントの基本操作

前回Helix Core Server(旧称 Perforce Server)の管理者としてディポを作成したり削除したりといった最低限の手順をまとめましたが‥

今度はクライアント側‥つまり開発者としてストリームを作成したり削除したり、ファイルを追加・チェックアウト・サブミットしたりといったあたりの操作についてまとめました。

目次はこちら。

  • P4Vでの操作
    • ストリームの作成
    • ストリームの削除
    • ワークスペースの削除
    • ファイルの追加・チェックアウト・リバート・削除・サブミット
    • おまけ情報
  • コマンドプロンプトでの操作
    • ユーザーの指定
    • 指定ディポのストリームの確認
    • ストリーム作成
    • ストリーム削除
    • ファイル操作時のコマンドプロンプトの起動
    • ファイルの確認
    • ファイルの追加
    • ファイルのチェックアウト
    • ファイルのリバート
    • ファイルの削除
    • チェンジリストに更新内容のコメントを入力してサブミット


まずはGUIによるクライアントソフト「P4V」での操作を解説して‥
次にコマンドプロンプトP4コマンドを使った操作を解説します。

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Helix Core Server 管理の基本操作

この記事では Helic Core Server の管理者として行う最低限の操作についてまとめました。

まずは GUIによる管理ツール「P4Admin」での操作を解説して‥
次にコマンドプロンプトP4コマンドを使った操作を解説します。

今回もまた一通り p4miscさんにお話を伺って自分なりの理解でまとめてみました(p4micsさん今回もまたありがとうございます‥!)

そして例によって私の理解が間違ってる箇所もあるかと思いますので、何か気になる点などありましたらぜひツッコミいただけるとありがたいです。

目次はこちら。

  • P4Admin を使った操作
    • 権限の確認
    • ログの確認
    • ディポの作成
    • ディポの削除
  • コマンドプロンプトを使った操作
    • コマンドプロンプトの実行
    • サーバーやユーザーの確認
    • ディポの一覧
    • ディポの作成
    • ディポの削除
    • クライアント側でユーザーを追加できないようにする


ちなみに私のように何もかも初めての方は下記の記事もどうぞ。

Helix Core (Perforce) の基本構成 
Helix Core(Perforce)の主な要素について

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Helix Core(Perforce)の主な要素について

前回、Helix Core(旧称 Perforce)の基本構成についてまとめてみました。

今回は、ストリームやディポの種類などその他の要素についてp4miscさんに伺ったことを自分なりの理解でまとめてみたいと思います。

目次はこちら。


例によって私の理解が間違っていたらツッコミいただけるとありがたいです。。

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Helix Core(Perforce)の基本構成

前回Helix Core ServerP4V をインストールしてローカルマシン1台でバージョン管理を試せるようにしてみました。

ですが、そもそも Helix Core(旧称 Perforce)の基本的な構成というか‥世間一般の企業での運用の枠組み自体についての知識が皆無だったので、p4miscさんにお話を伺って自分なりの理解でまとめてみました(p4micsさんありがとうございます!)

私の理解が間違ってる箇所もあるかと思いますので、何か気になる点などありましたらぜひツッコミいただけるとありがたいです。

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ローカル環境のみでPerforce+P4Vを使用できるようにする

自宅で .NET/C# を使ってファイルのチェックアウトやサブミットを試したいと思ったのですが、そのためにまずは「Perforce + P4V」の環境を構築したいと思いました。

要件としては以下のような感じです。

・私物のデスクトップPC1台のみ
・サーバー用に別のマシンは無い
レンタルサーバーは面倒なので借りたくない
VirtualBox導入で仮想サーバを作るのも面倒なので嫌だ


しかしP4Vの基本操作だけは分かるものの、Perforceのサーバー側のインストールやらセットアップやらはやったことも無いし知識も全く無いので初手から困りましたが、無事にうまくいったのでメモしておきたいと思います。

間違いだらけの可能性あるので、何かあればツッコミいただけると助かります。。

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エクセルガントチャートで日付バーを動かす

エクセルでガントチャートを作る際に列を日単位にすると列数の制限に引っかかってしまうため、週単位にすることが多いのですが、ブックを開いたら今日を表すバーの位置を移動させたくでマクロを組んでみました。

こんなイメージです。
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ただし1つの列は平日5日分としてバーの移動量を計算させておき、土日は直前の金曜の位置でバーが止まって欲しいと思いました。
その際に下図のような表を作って脳内整理すると「あ、簡単にできそう!」と気付けて、ModとCase文だけのシンプルな処理で無事にやりたいことができました。

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変数も多くて冗長ですが‥備忘録として記載しておきたいと思います。

Private Sub Workbook_Open()
'エクセルと開くと自動で実行する関数

 Dim Col As Integer '列番号
 Dim StartDay As Long '開始日
 Dim ToDay As Long '本日の日付
 Dim CountDay As Long '経過日数
 Dim CountWeek As Long '経過した週
 Dim ColWidth As Double '列の幅
 Dim MoveStep As Double '列内での移動ステップ数
 Dim MoveWeek As Double '現在の週までの移動量
 Dim MoveValue As Double '総移動量

 '今日の日付を取得
 ToDay = CDbl(Date)
 '開始日
 StartDay = 44011
 '経過日数
 CountDay = ToDay - StartDay
 '経過した週
 CountWeek = Fix(CountDay / 7)
 '列の幅
 ColWidth = 93.75

 '現在の週の列までの移動量を求める
 MoveWeek = ColWidth * CountWeek

 '列内での移動ステップ数を求める
 MoveStep = CountDay Mod 7
 Select Case MoveStep
 Case Is = 5
  MoveStep = 4
 Case Is = 6
  MoveStep = 4
 End Select

 '総移動値を求める
 MoveValue = MoveWeek + ((ColWidth / 5) * MoveStep)

 With ActiveSheet.Shapes("日付バー")
  .Top = Cells(4, 3).Top
  .Left = Cells(4, 3).Left + MoveValue + (ColWidth / 10)
 End With '線を移動

End Sub

第8回VFX技術者交流会

ATNDがサービス終了してしまいましたので、告知ページをこちらに転載しておきたいと思います。

主催:VFX技術者交流会
Twitterハッシュタグ#VFXStudy

日時:2019/08/24 (土) 14:30 - 20:00
場所:グランフロント大阪タワーB 18F Aiming大阪スタジオさまのセミナールーム

参加:95人
補欠:10人
キャンセル:19人

イベント概要

 

ゲーム開発におけるリアルタイムエフェクト向けの勉強会になります。
今回は前回とは打って変わってバリエーション豊かな内容となっており、「アニメ調の手描きエフェクト」をテーマにTKOさま・「SubstanceDesigner」をテーマにカプコンVFX公式Twitter運営さまにご講演いただき、加えて「マテリアルによる頂点変形アニメ」をテーマにmokoも講演させていただきます。

普段なかなか伺うことができなかったり、まとまった情報が見つからない分野についてお話頂ける、大変貴重な内容となっております。
当日まで参加を受け付けますので、多くの方のご参加をお待ちしております!

※95名に拡大しました!(2019.7.27)
※補欠の方は立ち見で良ければ当日おいでください(2019.8.17)
※当日参加できなくなった方は、申し込みのキャンセルをお忘れないようお願いします

講演内容


1 『UE4を使った頂点アニメーション入門』 60分前後

 ●講演者:moko (@moko_03_25)
  ※写真撮影・SNSへの投稿はOK

 ●対象者:エフェクトに関わる方 / マテリアルに興味がある方(甘口~中辛)

 ●内容説明:
  マテリアルで頂点アニメを行うと様々な表現ができます。
  昨今は"Vertex Animation Texture"による表現もよく見かけるようになりました。
  しかしアーティスト向けの基礎的な解説が見当たらないため、この機会に説明してみたいと思います。
  とても簡単な事例をいくつかご紹介後に、回転行列を使った事例、UVや頂点カラーを利用する事例をご紹介します。

 ●スライド:
 こちらからDL可能です

2 『2DFX-エフェクトを描いて動かす』 45分前後

 ●講演者:TKOさま(@SzTko
  ※写真撮影・SNSへの投稿はOK

 ●対象者:エフェクトに関わる方 / 手描きエフェクトに興味がある方(甘口~中辛)

 ●内容説明:
 ・手描きエフェクトを制作するのに使用しているソフト、機能の説明
 ・アニメーションのタメツメ、コマ数、タイミングについて
 ・雷、炎、液体、爆発、煙等のエフェクトを描く上での考え方
  ‥等を予定しております。

3 『VFXにおけるSubstanceDesignerの活用方法』 60分前後

 ●講演者:カプコンVFX公式Twitter運営さま(@CAPCOM_VFX
  ※写真撮影はスライドのみOK
  ※SNSへの投稿はOK
  ※スライド公開に関しては未定

 ●対象者:SubstanceDesignerに興味がある方 / VFXでどのように利用しているか興味がある方

 ●内容説明:
  カプコンVFXにおけるSubstanceDesignerの活用事例をご紹介いたします。
  カプコンVFX公式Twitterでもご紹介している内容を主に詳しく解説いたします。

 

会場

株式会社Aiming 大阪スタジオ

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アクセス
グランフロント大阪へはJR大阪駅・阪急梅田駅・地下鉄御堂筋線梅田駅から徒歩5分ほどです。
タワーB 18Fへは9Fスカイロビーでエレベーターを乗り継ぐ必要がありますのでご注意ください。
※詳しくは会場の地図をご覧ください

会場は飲食ともにOKです。

会場のWi-Fiはご利用になれません。

お手洗いと自販機は会場のあるフロア内でご利用いただけます。

参加費


講演の受講、懇親会ともに無料

タイムテーブル


 14:30~15:00 参加受付開始

 15:00~15:15 ご挨拶
 15:15~16:15 1.mokoによる講演(60分前後)
 16:15~16:25 休憩
 16:25~17:10 2.TKOさまのご講演(45分前後)
 17:10~17:20 休憩
 17:20~18:20 3.カプコンVFX公式Twitter運営さまのご講演(60分前後)

 18:40~19:40 懇親会&キャリア相談会

 ※時間は多少前後すると思いますので目安になります

懇親会


勉強会終了後に同じ会場内でそのまま立食形式で行います。
オードブル等を手配する予定です。
ぜひこの機会に講演者の方や参加者のみなさまとご親睦を深めて頂ければと思います!

 ※懇親会と並行して希望者のみキャリア相談会受付けます(詳しくは後述)

主催


VFX技術者交流会

アンケートにより得た情報は、次回開催時の内容選定などの参考にさせていただきます。
何かご質問などありましたら<vfx.studygroup@gmail.com>までお願いします。

協賛


株式会社クリーク・アンド・リバー

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懇親会では「キャリア相談コーナー」を同フロアの別室にて実施します。

『キャリア相談会とは?』
履歴書・職務経歴書ポートフォリオ、一切必要ありません!
当日は懇親会スタートから終了まで、ゲーム業界専属のエージェントが個別ブースにてお話を伺います。
現職でのご相談や業界動向、今後のキャリアアップ、スキルアップなどお気軽にご相談ください。

※キャリア相談をご希望の方はお申し込み時にお知らせください
 ご希望者が多数の場合には先着順とさせていただきます
 当日お話が出来なかった方へは別途ご対応しますので、予めご了承ください

ちなみに前回開催時のページはこちら 

レポート


まとめてくださった中野人史(@TokyoVR_ToAhn)さんありがとうございます!

togetter.com