ゲームエフェクトデザイナーのブログ | A Real-Time VFX Artist's Blog

About Making Materials on UE, Making Tools with C#, etc

UE4にPythonプラグインを導入してみる

UE4.17でPythonを使用できるようにするUnrealEnginePythonプラグインを導入してみたのでメモ。

いくつかの記事を参考にさせて頂きました。

まず前提条件が以下になります。

Python環境そのものをPCにインストールしていなくても大丈夫
・ビルド環境が無くても大丈夫
プラグインの入ったzipをDLして所定の場所に入れるだけ

手順


GitHubからリリース版のプラグインのzipをダウンロードする

Python環境そのものをインストールしていない場合はzipファイル名に「embedded(埋め込み)」と記載されたものを選びます。
UE4のバージョンも合わせます。

自分の場合はこちらをDLしました。
「UnrealEnginePython_20171229_4_17_python36_embedded_win64.zip」

UE4Pythonで試すためのプロジェクトを用意する

既存のプロジェクトでもOKです。

③ 用意したプロジェクトのパスにプラグインを格納するフォルダを作成する

下記のパスになるようフォルダを作成して、こちらに①でDLしたzipを解凍した中身をまるっと移動します。
プロジェクト名\Plugins\UnrealEnginePython

f:id:moko_03_25:20180114211444j:plain

UE4を起動してプロジェクトを開く

インストールに何かミスがあればプラグインが見つかりませんとエラーメッセージが出て起動しないので、正常に起動すればインストールできていると思われます。

UE4エディタのメニューより「ウインドウ>Python Editor」が見つかれば大丈夫です。

マテリアルを作成してみる


Python Editorを起動して「New」ボタンを押し、ツリー上でCreateMaterialとでも名前を付け、こちらの「Creating a Material (editor only)」という項目に記載されているコードをPython Editorにコピペして「Execute」ボタンで実行してみます。

f:id:moko_03_25:20180114211535j:plain

するとマテリアルが作成できました。

f:id:moko_03_25:20180114211726j:plain

こちらにFBXのインポートとテクスチャ一式からマテリアルを構成するサンプルコードの解説があります(自分は試してません)。

アセットの管理周りのドキュメントはこちら。